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News & Topics

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DIANA KARTIKA PUTRIさん
摂南大学大学院
国際言語文化研究科
国際言語文化専攻
出身国:インドネシア
DIANA KARTIKA PUTRIさん

新しい友達、新しい日本文化、新しい体験ができた。

最初から研究旅行をお知らせがあって本当に楽しみにしている。やはり、今回の研究旅行は本当に楽しかった。初めてほかの留学生と研究旅行したからである。初日、私たち手織りの里金剛苑近江上布藍染め体験した。手おりの里・金剛苑は琵琶湖の東、鈴鹿の山裾に拓ける湖東三山の真ん中にある。今回は私たち布藍染めを体験してもらった。来たときは私たち布と紐をもらって、そして希望の模様ができるよう、布を紐で縛っていた。次は本格的な藍染め釜を使って、しっかりと染めていた。染める時間は一時間ぐらいかかった。待っている間、私たち他の場所を案内してもらって、織物資料館に行った。あそこは織物の材料から機織り機等の道具類をはじめ、品の資料を展示している。次は生活資料館「金剛庵」昔の暮らしぶりにふれて頂こうと、ヨシ葺き屋根の民家を公開している。最後は染織工房の場所であり、現在でも近江上布・秦荘紬を製作している工房である。一時間わたって布藍染めはもう出来上がった。染めあがりは人によってさまざま、自分だけの模様ができるのが、藍染めの醍醐味で本当に嬉しかった。

次はミズノテクニクス株式会社養老工場見学した。ミズノテクニクス株式会社はスポーツのある関係の製品を作っている会社である。養老工場では私たち硬式野球用木製バットとゴルフクラブの作り方を見ていた。後は長良温泉十八楼で泊まった。夜になって鵜飼見学した。鵜飼とは、鵜を巧みに操って川にいる魚を獲る漁法のことである。鵜飼は直接見学して本当に楽しかった。

二日目は株式会社コクヨ滋賀工場見学した。コクヨ工場は紙製品基幹工場である。一番人気の製品はキャンパスという本である。最初はコクヨ工場の歴史を説明してもらって、コクヨのモノづくりは、常に環境保全を考えており不要になった資源も無駄なく使用していて、本当に素晴し技術だと思う。帰るときはコクヨ工場の見学記念日のいるためにプレゼントをもらって嬉しかった。最後は長浜、黒壁エリアに見に行った。ここでは自由にした。

私は他の留学生と昼ご飯やお買い物や黒壁グラスを見に行った。黒壁は明治時代から黒壁銀行の愛称で親しまれた古い銀行を改装した「黒壁ガラス館」を中心に、ガラスショップや工房、ギャラリー、体験教室、レストランやカフェなど魅力あふれるお店が、古い街並の中に点在している。長浜・黒壁スクエアは、古いまちなみの中の伝統や新しいアート、自然の豊かさを同時に楽しみ場所である。西村奨学財団のおかげで、私は他の留学生と知り合うことができて、同じ国の学生と出会え、新しい日本文化を体験して、色々な会社で見学機会がもらって、本当にありがとうございました。

TRAN THI HOANG VINH さん
大阪府立大学大学院
生命環境科学研究科
緑地環境科学専攻
出身国:ベトナム
TRAN THI HOANG VINHさん

私は、今回で2回目の研修旅行で普通にできないことが体験できました。一泊二日で滋賀県の「金剛苑」、「ミズノテクニクス養老工場」、「コクヨ滋賀工場」、「長浜・黒壁」を訪れました。今回は前回と変わらず、色々なことを楽しく勉強できました。

私は、元々に日本の伝統的な文化・企業などが興味を持ち、金剛苑で日本の昔から利用され、今まで残っている機械ややり方などを見せたり、案内したりしていただきました。また、伝統工芸士の指導を受け、やってみたいと思っていたが、やってみるとやはり簡単なことではないとわかりました。それから、ハンカチの模様の作り方を習わせ、やっと自分の好きな模様のハンカチが出来ました。これは、一つの日本の忘れられない記念です。

さらに、「ミズノテクニクス養老工場」、「コクヨ滋賀工場」なども見学に行ってきました。あそこで、日本の技術と日本の工場の動かし方を勉強できました。また、日本人は自分の仕事に関する技術などをしっかり理解していることと工員の仕事の大変さがわかりました。

長浜・黒壁エリアでベトナム人の友達とランチを食べたり、城や琵琶湖などを見に行ったりしていました。前回の研修旅行より、今回は他の学校のベトナム人と他の国の友達がたくさん出来ていてすごく楽しかったです。

今回の研修旅行の中に一番印象的だったのが「鵜飼」で鮎を捕る日本の伝統漁法です。船に乗って、近い距離で以前に見たことない鮎を捕る方法を見えてすごい興奮でした。これも勉強できた一つです。

2回の研修旅行を含めて日本の伝統文化や技術などを勉強できただけではなく、一番得られたことは自分の目的が最初より広くなってきました。

最初は、日本に留学し、知識、技術をたくさん身に付け、仕事できるように頑張って勉強しようと思っていたが、日本に来てから、そろそろ4年間に経ち、色々なところに研修、旅行に行き、色々なことを見ると、自分の目的を変わってきました。ベトナムあるいは世界の社会が良くなるように自分は役割がどう果たせるのかと考えています。

今回、すごい研修スケジュールを設定していただいたおかげで母国との文化、考え方、やり方の違いを感じることができました。私的には、奨学金だけではなく、西村奨学金財団のスタッフの皆さんのやさしさ、あたたかさ、熱心さのおかげで、日本で満足な時間を過ごせました。このような機会は一生忘れられない思い出です。言葉で言い表すことが難しいと思いますが、本当に、心から感謝申し上げます。

DECHOJARASSRI DUANGKAMOL さん
関西大学大学院
理工学研究科
総合理工学専攻
出身国:タイ
DECHOJARASSRI DUANGKAMOLさん

まず始めに、私に今回このように貴重な機会を与えていただきありがとうございます。滋賀での研修旅行では、手作りの里 金剛苑の天然素材を使った近江上布の技術を 700 年の昔から今に伝える伝統技術伝 承資料館にいきました。藍染体験などをしました。

滋賀でミズノテクニクス工場見学は、 野球バットを見学して商品がどのように作られていくのかを知ることができました。そしてゴルフクラブのサンプルを見ました。私はお土産としてキーチェーンを手に入れました。

その後、岐阜県の本日の宿泊先である、十八楼 おもてなし自慢の老舗旅館に行きました。他大学から来た奨学生の方々と夕食を共にし、たくさんの新しい友達ができました。本当にこの研修旅行に参加できて良かったと思えた瞬間でした。夕食の後は、ボートで鵜飼い見学をして、タイにはない日本の文化を知ることができました。

2日目はコクヨ工業滋賀工場 に訪れました。大学や本屋にある、国内最大級のノート工場を見学しました。見学した工場では年間、1億冊以上を販売するキャンバスノートの生産を支えていると知り、驚きました。

長浜の黒壁エリアで昼食を食べました。そして約3時間、歩いてお土産を買って帰りました。

たくさんの貴重な体験をすることで、日本の『ものづくり』を知ることができました。私にとってこの研修旅行は一生の思い出になるでしょう。

林 萍萍 さん
神戸大学大学院
国際文化学研究科
グローバル文化専攻
出身国:中国
林 萍萍さん

博士課程3年生の私にとって、今年の夏休みは学生時代の最後の夏休みであり、西村奨学金財団の研修旅行も最後となるので、特に感慨深いです。

1日目の午前中に見学したのは手織の里~金剛苑であり、そこで、愛染めを体験してもらいました。実は、藍染めのハンカチは店でよく見かけますが、どのように仕上がったかは知りませんでした。まずは、真っ白なハンカチと何本の紐をいただき、染まらない部分に紐でくくることで模様が仕上がることになっています。職人さんが私たちのくくったハンカチを土中に埋められた藍瓶(あいがめ)が並ぶ工房まで持って行って、藍に染まったハンカチが空気に触れ、酸化発色して青くなっていきます。何度も藍を重ねていくことで青味が濃くなります。どんな模様になるか染め上がるまで分からないのが非常にワクワクしていました。紐を解いて染め上がりを確認して、世界にひとつだけのオリジナルが完成しました。このような伝統的な工芸は、今なおこの地で職人の手によって脈々と受け継がれていることを実感できました。

午後に、ミズノテクニクス株式会社養老工場でゴルフと野球のバット作りを見学しました。非常に印象に残ったのは、職人さんは私たちの前で、30分ぐらいで一言を言わずに、一本の丸い木材を野球のバットを完成させた場面でした。細かく木を削ったり、直径を測ったりして、木の削りカスが顔の近くまで飛んでいても作業に集中していました。あの30分間、私たちも何も言わずに単に見つめただけでした。職人さんと共在でしたあの時間は非常に幸せであり、一本のバットの誕生を自分の目で見られてよかったです。

夜は岐阜県にある温泉旅館の十八楼に泊まることになり、非常に豪華な和食をご馳走になりました。その後、長良川では1300以上前から行われてきた、鵜を使って魚を捕るという伝統漁法である鵜飼を見学しました。このような風景は、中学の国語の授業で教わった文章で読んだぐらいでした。観覧船から、間近で翼をバタバタさせて前に進む鵜を見えて非常に迫力がありました。最後に、打ち上げ花火が咲いて、非常に素晴らしい夜でした。

翌日に、まず滋賀県にある株式会社コクヨ滋賀工場でノート作りを見学しました。そこでは、手作りの作業ではなく、完全に機会でノートを作っていますが、ノートを使う人の気持を考えて、いかにより良い商品を作るかを一生懸命している姿勢を見せてくれました。

伝統文化を守って昔ながらの作法でモノを作るか、それとも現代の最新機械を使ってモノを作るか、両者には一つの共通点があります。それは、より品質を求めて、最大のおもてなしをする日本のモノづくりの精神です。

旅行の最後に、長浜市の黒壁エリアを散策して、たくさんの美しいガラスの作品を鑑賞しました。そして美味しい昼ごはんを食べて、今回の旅行を終えました。

最後の旅と思うと少し寂しい気持になりました。いつも奨学生の私たちに、日本文化を体験できるようにたくさん工夫していただいた西村財団に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。